目黒区目黒 Y さんの場合

CASE6 離婚と不動産

浪費家の元夫が住み続けるマンションの売却

目黒のデザイナーズマンション
目黒のデザイナーズマンション

生命保険会社の専属不動産コンサルタントからのご紹介でした。

結婚を機に、新居としてマンションを夫と妻の共有で取得したものの、夫の浪費ぐせが治らずに離婚。離婚の財産分与として、マンションはYさん(妻)単独の所有となったが、夫はその物件から出て行くことはせず、Yさんと賃貸借契約を締結し、住み続けることになりました。

しかし、一般のサラリーマンにも関わらず、目黒の高級住宅地のマンションに住みたいと、20万近い家賃を支払う約束をしていました。当然、数か月で家賃を滞納した上、連絡もしてきません。

そのような人ですから、離婚時に取り決めた、養育費も支払わないという状態でした。

所有者のYさんは住宅ローンを家賃で支払う予定でしたから、Yさんの生活費が圧迫されます。

そのような事態に陥ったことから、不動産コンサルタントが、元夫が入居し、滞納状況のままマンションを売却して、ローンを返済することを提案しましたが、一般的には、このような物件を買い取る不動産業者は稀です。

弊社では、競売などの特殊物件を取り扱うことや、空室が多い老朽化アパートなどの入居者に転居していただく事業も行っていることから、不良入居者の対応に慣れていることもあり、特別に買い取ることが出来たため、Yさんは住宅ローンを返済し、幾らかのお金を残すことができ、そのお金を運用にまわすことができました。

この様に、最近では離婚から負動産を所有することになってしまう方が増加していますので、夫婦共有で不動産を取得することは、十分に考えなければなりません。

入居者のその後

催告書を投函
催告書を投函

入居者は弊社との今後の取り決めをいたしましたが、幾度となく約束を反故にしたため、法的処置をおこなうことで進めていたところ、寸前で、自分の状況に気が付き、転居の手続きを開始しました。

手続きのサポートをするなかで互いに信頼関係もうまれ、「離婚手続き中の、一時の感情でマンションを賃貸したのは良いが、給料の過半を超える賃料を払うのがやっとで、転居費用を貯めることができず、困っていた。転居費用を負担してもらえることで、新しい生活ができるので有難い」と本音を話してもらえるようになりました。